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知っているようで知らないワインの疑問「どうしてワイングラスを回すの?」

知っているようで知らないワインの疑問「どうしてワイングラスを回すの?」

レストランやバーの店内で、ワインに詳しそうな人がグラスをくるくると回しているのを見かけたことはありませんか?このグラスを回す動作、実は「スワリング」といいます。 

スワリングには、一体どんな意味があるのでしょうか?意味もわからず、ただ闇雲にグラスを回すのはNGです。今回はスワリングの目的や注意点などをご紹介していきましょう。

 

■グラスを回す「スワリング」の目的とは

スワリングは「グラスの中のワインを空気に触れさせること」を目的におこないます。開栓したてのワインは長らくボトルの中で無酸素状態にあるため、十分に香りが感じられなかったり、味わいが硬く感じられたりなど本来の持ち味を発揮できていないことがあるからです。ちなみにこの状態のことを「ワインが開いていない」「香りが閉じている」などと表現します。

この状態でスワリングをすると、ワインが空気に触れ、香りや味わいがより豊かになり、本来の持ち味を発揮できるようになります。 

ただグラスに注がれた途端にスワリングをするのはNGです。まずはグラスを回さずに1回香りをかいでみましょう。なぜならワインには「スワリングをしなくても感じられる香り」と「スワリングをすることで感じられるようになる香り」があるからです。

 

■スワリングによって感じられるようになる香りとは

「スワリングをしなくても感じられる香り」と「スワリングをすることで感じられるようになる香り」とは一体どのような香りなのでしょうか?

通常ワインの香りは大きく「第一アロマ」「第二アロマ」「第三アロマ(「ブーケ」とも)」の3種類に分けられます。

「第一アロマ」とはワインの原料となるブドウに由来する香りのこと。果物や植物、スパイスなどに例えられる香りです。

「第二アロマ」はワインの醸造や発酵に由来する香りのことで、乳製品やイースト、キャンディなどに例えられる香りです。

最期に「ブーケ」とも呼ばれる「第三アロマ」はワインの熟成によって生じる香りのことで、樽で熟成したワインは樽由来の香りが感じられますが、この香りも「第三アロマ」に分類されます。具体的にはキノコや動物の皮、カカオやコーヒーなどに例えられる香りですね。

「第一アロマ」はスワリングをしないほうが鮮明に感じられますが「第二アロマ」「第三アロマ」はスワリングをしたほうがより感じられやすくなります。そのためスワリングをする前に「第一アロマ」を感じ、それからスワリングをして「第二アロマ」と「第三アロマ」を感じるようにすると良いでしょう。

 

■注意!グラスを回してはいけないワインもある? 

スワリングの目的について説明してきましたが、実はスワリングをしないほうがいいワインも存在します。

ひとつはスパークリングワインです。スパークリングワインをスワリングして空気に触れさせてしまうと、せっかくの泡が飛んでしまい、味わいが損なわれてしまいます。

またソムリエがデカンタージュしてくれたワインもスワリングをする必要はありません。デカンタージュはワインと空気を触れさせ「ワインを開かせる」ためにするものなので目的がスワリングと同じだからです。デカンタージュされたワインをスワリングしてしまうと、本来の香りや持ち味が弱まってしまうこともあります。

ほかにも開栓してからある程度時間が経っているワインはすでに空気と触れているのでスワリングをする必要はありません。開栓したワインを飲みきれず再度栓をして冷蔵庫で保管して翌日また飲むようなときはスワリングをしなくても十分に開いた状態のワインが楽しめるでしょう。

 

■スワリングのマナー

最後にスワリングのマナーや注意点について解説します。

気を付けなければならないのはグラスを回す方向です。基本的に、右利きの人は反時計回り、左利きの人は時計回りに回しますが、それは万が一グラスを回した勢いでワインがこぼれてしまったとき、周りの人にかからないようにするためです。

それからスワリングをする際は回し過ぎないこともポイントです。グラスを回すのは23回で十分。何度も回すのはNGとなります。回し過ぎるとワイン本来の香りや味わいが飛んでしまうこともありますし、見た目的にもあまりエレガントではないので注意してみてくださいね。

 

■まとめ

目的やマナーが理解できれば自信を持ってスワリングをすることができます。次にワインを楽しむときは、ぜひスワリングを取り入れてみてくださいね。

 

 

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