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ル・デュモン 〜ブルゴーニュの神様も認めた日本人醸造家〜

ル・デュモン 〜ブルゴーニュの神様も認めた日本人醸造家〜

■日本職人らしい実直な姿勢

ジュヴレ・シャンベルタンに拠点を置くル・デュモンのオーナー仲田晃司さんは、ワインの高品質化だけを考え、ストイックで厳格な姿勢でワイン造りを行っています。

先日、来日された際にお話をうかがったところ、1日のスケジュールは朝8時半から深夜までビッシリ。「醸造所を出るのは毎日深夜0時を回るために子供と過ごす時間がない」と嘆いていらっしゃいました。場所こそジュヴレ・シャンベルタンですが、日本の働くお父さんと同じですね(笑)。

仲田さんはこの姿勢を、ワイナリーを立ち上げた当時から貫いている方です。設立当時はまわりの栽培家たちからも「日本人の仕事は真面目すぎる」と笑われたり、ただ「日本人が造ったブルゴーニュ」という珍しさだけで注目されていました。

ところがある日、突然ル・デュモンが世界中に知られる大事件が起きたんです。

 

■ブルゴーニュの神様との出会い

念願だったジュヴレ・シャンベルタンに醸造所をかまえた日、仲田さんは醸造家仲間やジュヴレの村長などを招いてホームパーティを開きました。その時にスペシャルゲストとして来ていたのが、「ブルゴーニュの神様」アンリ・ジャイエさん。

ジャイエさんといえば若手醸造家には愛を持って厳しく接し、滅多にワインを褒めないことでも有名な方なんです。 ところが、神様はその場にあった仲田さんのクレマン・ド・ブルゴーニュを大絶賛。こんな大事件は前代未聞です! まさかブルゴーニュの神様が、日本からやってきた醸造家が造ったワインを褒めるなんて……。

その場にいた醸造家仲間もみんな驚きましたが、誰よりも驚いていたのは仲田さんご本人。あまりにもビックリして、大事なジュヴレ・シャンベルタン村の村長にご挨拶するのを忘れたそうです(笑)。

そのニュースはあっという間にブルゴーニュ中に広がりました。一躍、仲田さんは時の人となり、それまでは「日本人が造ったブルゴーニュ」としか見られなかったル・デュモンが「神様が認めたブルゴーニュ」になったというわけです。

 

■ワインに必要な「天地人」

ル・デュモンといえばもうひとつ、1度見たら忘れられない斬新なラベルも有名です。ワイン名の背景に漢字で大きく「天地人」の3文字が書かれています。

ワイン造りに必要なものは土壌だけと思われがちですが、仲田さんはこの「天地人」をワイン造りに必要なものと考えているんですね。

「天」の恵みによって育てられるぶどう、「地」がもたらす土地特有の味わい、そこに「人」、仲田さんのきめ細かな仕事が加わって完成するのがル・デュモンのワイン。

実はラベルをよく見ると「人」の字だけが大きく書かれているんです。これは仲田さんの希望で大きく造ってあるもの。

「天候も土壌も自分ではどうにも出来ないけれど、人だけは違う。人は努力することでワインをもっと美味しくできるから」

そんな想いを込めて、「人」の字だけ大きく書いたそうです。

あえて漢字を使ったのも仲田さんのこだわりのひとつ。そもそもワインというのはラベルだけではどんな人がワインを造っているのかわかりにくいものですが、仲田さんは「日本人であること」と「自然に対する真摯な畏敬の念を持つ醸造家であること」という信念をラベルで表したんです。

日本人であることを誇りに思い、努力を怠ってはいけないという想いを込めて造られたル・デュモンのラベル。 今や真面目な日本人らしさで造った仲田さんのワインは世界レベルのものになりましたが、仲田さんは変わらずに謙虚な姿勢を貫いています。

 

■「高級ワイン」ではなく「飲んで美味しいワイン」を造りたい

仲田さんが造ってみたいワインは、ジュヴレ最高峰のシャンベルタンでもマニアから人気が高い1級クロ・サン・ジャックでもなく、クロ・デ・シャピトルという1ヘクタールもない小さな畑のワイン。クロ・サン・ジャックのすぐ麓にある1級畑です。

「造りたいのは『高級ワイン』ではなくて『飲んで美味しいワイン』だから、みんなに飲んでもらえないような値段のワインは造らない」

こんなに評価が高くなり、世界中にその名前が知られるようになった今も、仲田さんは実直で謙虚です。

高級ワインではなく、あくまでも日本人の私たちが手を出せる価格帯のワイン造りにこだわる仲田さんのル・デュモン。 まだ飲んだことが無いという方はこの機会にぜひ仲田さんのワインに舌鼓を打ってください!